狭い中で生活の場をどう確保して行くかが、住まい方のポイント

2011.12.09

住まい方ともなるとまったく違っており、かつては、夫婦だけがこの閉ざされる納戸で寝て、子供たちはその部屋を取り囲むように寝ていた。要するに、親たるもの、そのプライバシーにおいても威厳においても確たるものであったことを思わせる。それが今日の2LDKでは、小さな子供が確たる寝室を得て、親はリビングの片隅で寝るという……。いずれにせよ、これらの小住宅においては、本来の間取りという間−「すなわち部屋」−を取るより、寝る場所、食事をする場所を取る。

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つまり「場取り」といった方が適切なのだ。特に現代の2LDKとの決定的な違いは、その構造においても歴然としている。かつてのそれは外部と内部とがほとんど一体で、小住宅でも広々としていた。それが今日の2LDKは、まさしくコンクリートの箱で、その外郭は身動きもならない。この閉ざされた箱の中で一体どうやって生活の場を確保して行くかが、住まい方のポイントともなるだろう。





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